―hopeless

2017/11/28

景色を見ないお前

この星はつまらないものだと嘆くお前

 

意地みたいになって

俯いてた隅っこの席

 

もうすぐ着く

疲れた人の群れ

ホームに飛び込む

帰りつく

別に安心もできない部屋

 

泣くな、泣くな、泣いたら負けの

戦いが今

誰も誰のことも気にしない都会で

始まって静かに終わる

 

どうせなら暮れてくれ

今日は少し早いから

夕餉のじんわりが

ささやかな懐古が

 

明日もゆく

朝から人の群れ

ギリギリ飛び乗る

行き着く

つまらないとすら吐かないままで

 

泣くな、泣くな、

泣いてもいいと歌う彼女は

素知らぬ顔で通り過ぎ

輝きの中に消えるのだから

 

泣くな、泣くな、泣いたら負けと

言い聞かすほか

誰も誰のことも気にしない都会で

息は続かない